代表的な資産運用【メリット・デメリット】

代表的な資産運用【メリット・デメリット】コラム
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資産運用の方法は様々ありますが、今回は個人でも比較的参入しやすい運用方法を紹介していきます。

リスクとリターンは比例の関係になっており、基本的には大きなリターンを求めると相当のリスクを負うことになります。

そのため自分の資産状況や目標金額・人生設計等を考慮して資産運用することをおすすめします。

退職金が入って資産を持て余しているんだけど、資産運用の種類と特徴を教えておくれよ

運用期間や必要額、リスク許容度によっておすすめできる資産運用が異なりますので、代表的な運用方法を7つ紹介しますね

利便性が高い「普通預金」

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日常生活において幅広く使われる普通預金

普通預金は他人からお金を受け取ったり、通帳にあるお金を現金として出金したり、使いやすさと利便性があります。

そして、よく利用される使い方では、給与の受取・クレジットカードや家賃等の支払い等もでき、非常に流動性に優れています。

そのため、皆さんも使っていると思うので説明不要だとは思いますが、普通預金は生活必需品と呼んでもいいでしょう。

安心!預金保険制度の対象!

国内の普通預金にお金を預けていると金融機関が破綻したときに、預金保険機構の金保険制度で1,000万円と利息が保護されます。

預金保険制度

預金保険制度により、当座預金や利息の付かない普通預金等(決済用預金)は、全額保護されます。

定期預金や利息の付く普通預金等(一般預金等)は、預金者1人当たり、1金融機関ごとに合算され、元本1,000万円までと破綻日までの利息等が保護されます。

このように利用している金融機関が破綻してしまっても預金保険制度によって資産が守られているので安心してください。

ただ、金融機関が破綻する等の情報で取り付け騒ぎになった際は、一時的に金融資産の引き出しを制限することがあります。

安全性が保証されている一方、その分のリターンが少なく、金利はあってないようなものです。

普通預金は運用先としてどうなの?

結論から言ってしまえば、基本的にはなしです。

というのもリスクがない分、金利が非常に低く設定されていて、リターンがあまりにも少なすぎるからです。

しかし、あおぞら銀行のBANK支店では、金利が0.2%に設定されており、リスクを取りたくない人の運用先としてはありです。

それでも金利が低いので、使う予定がある分だけ普通預金に入れておいて、他で運用したほうがいいでしょう。

普通預金は金利で選ぶのではなく手数料を抑えたり、利便性が高い銀行を選んだほうがお得になると思います。

メリットデメリット
元本割れのリスクがない
生活に関わる取引全般を行うことができる
金利が非常に低い

使う予定のあるお金を数カ月分入れておくのがベストです

安全性が高い「定期預金」

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定期預金は王道の貯金方法

定期預金とは期間を決めてお金を銀行に預けて作成する預金です。

作成時に期間を決めて預けているので、期間中の出金が原則出来ないことになっています。

期間中自由に使えないのはデメリットですが、浪費癖がある人にとってはメリットになり得るかも。

一般的に、貯金をしたい場合は定期預金に入れておいて、無駄使いをしないというスタイルを取る人が多い印象を受けます。

期間中の自由な出金を犠牲にする代わりに、普通預金より比較的金利が良い場合が多いです。

定期預金も預金保険制度の対象

普通預金と同じく預金保護制度による元本が保証されるなどの安全性を持っています 。

預金保険制度で1,000万円まで保証されているので安心して保有することが出来ますね。

定期預金は運用先としてどうなの?

定期預金は普通預金に比べば、多少は金利が高いですが、それでも資産を定期預金で保有するのはあまりおすすめできません。

元本割れリスクがないので、1年後に100万円使う予定がある場合に100万円の定期預金を作るみたいな運用方法が一番です。

普通預金と違って、引き落とし等の支払いに充てることが出来ないので注意も必要です。

また、総合口座で定期預金を作ると残高不足の際に、自動借り入れが発生して定期預金の金利以上の利子を支払うことになるので注意

メリットデメリット
普通預金より比較的金利が高い
元本割れのリスクがない
期間中自由に使えない

1年後に使う予定がある資金などを預金するときにおすすめの運用先です

安定的なリターンが期待出来る「債券」

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金額が安定している債券

債券とは国や企業などの発行体に、お金を貸すことで入手できる有価証券です。

満期まで保有することで額面金額が払い戻されるのが特徴

また、債券を保有することで満期時まで定期的に利子が支払われます。

満期に到達する前は債券を債券市場価格で売買することも可能なので、資金が拘束することはありませんが、市場価格が下落していた場合に、損をすることになります。

発行体の破綻に注意しろ!

債券の発行体が満期前に破綻していた場合、資金が返ってこないので注意

国が発行体の場合、破綻の可能性は極めて低くなりますが、経営状況が良くない企業は破綻も考えられるため購入を考える必要があります。

格付け機関によるランク付があり、安全性とリスクの関係がある程度分かるので、購入する際は格付け機関のランクに目を通しておきましょう。

格付け機関

債券などの元本償還や利払いの確実性を分析して、簡単な記号でランク付けする民間機関である。

日本で金融庁に登録されてる格付け機関を信用格付業者と呼び現在は7社存在する。

債券は運用先としてどうなの?

債券は金利が上昇する価格が下がり、低下すると価格が上がる性質があります。

つまり、不景気に強く好景気に弱いという株式市場と逆の動きをするのです。

また、国が発行体の債券は破綻の可能性も少なく、額面も保証されているため、安定資産として債券を保有することが出来るのでリスクを抑えたい上でリターンを得たい人にはおすすめの運用方法と言えるでしょう。

運用資産の中で債券を一定の割合することでリスクを分散の効果を期待することも出来ます。

メリットデメリット
預金よりも金利が高い場合が多い
不景気に強い
発行体(国・企業)が破綻すると返ってこない
好景気に弱い

株式投資や投資信託と一緒に運用するのがおすすめです

海外の金利でリターンを得る「外貨預金」

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長期投資におすすめ外貨預金

外貨預金とはその名の通り外貨を購入して運用することです。

外貨預金は日本の預金と比べて金利が高いのが特徴で、1年間の米ドル定期預金だと1.8%の金利です。(住友SBIネット銀行2020年1月28日時点)

普通預金の項目で紹介したとおり、日本の普通預金の金利は非常に低いので、金利が高い海外の銀行は魅力的に見えます。

為替変動リスクと為替手数料には気をつけろ!

外貨預金は為替変動リスクがあります。

為替変動リスク

為替相場の影響で価格が変動することを言います。

例えば、1ドル100円が1ドル90円に変動すれば、円の価値が10円上がるので、円高になります。

逆に、1ドル110円になった時は、円の価値が10円下がるので、円安となります。

各国の対外経済政策等によって変動します。

そして、為替手数料も気をつけなければなりません。

利用する銀行によって為替手数料は様々ですが、資産を外貨預金にする際に手数料が発生します。

頻繁に円に戻したりすると手数料負けをしてしまうので注意です。

また、外貨預金は預金保護制度の適用外なので銀行が破綻してしまうと返ってこない恐れがあります。

外貨預金は運用先としてどうなの?

基本的にはなし!

なぜなら為替手数料が高いからです。

ネット銀行だと為替手数料が比較的低めに抑えられていますが、FXで外貨預金と同じ効果がある運用が出来ます。

FXは為替手数料が低いので、外貨預金を検討している人はFX口座で運用することをおすすめします。

ただ、キャンペーン等で為替手数料が無料になっていたりする場合は積極的に利用していいと思います。

為替相場の関係によって外貨預金を円にする際に、金利が高くても損をする恐れがあります。

よって、長期投資を心がけ、円での受け取りが許容出来る範囲になったら円にしましょう。

メリットデメリット
金利が高い
円安に強い
預金保護制度の対象じゃない
円高に弱い
為替手数料が高い

日本の預金金利よりも高い金利で運用したい方におすすめです

プロに任せて運用する「投資信託」

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初心者でも利益が出しやすい投信

投資信託とは運用会社にお金を預けて、専門家に資金を運用してもらう商品です。

投資初心者で、専門的な知識がなくてもある程度、パフォーマンスを発揮してくれる(もちろん知識はあったほうがいい)。

少額から始めることもでき、分散投資されるため株式投資よりもリスクを軽減できます。

自動積立のサービスが充実で、一部の投資信託は積立NISAに対応しており年間40万円まで非課税で運用出来るのもいいところ。

投資信託は運用先としてどうなの?

専門家に運用してもらっているため手数料が取られるのがネック

自分で同じ投資先に、投資したほうが手数料分のパフォーマンスが上がります。

しかし、資産が少ない人は分散投資難しいので投資信託を素直に購入することをおすすめします。

ETF(上場投資信託)と呼ばれる手数料が抑えられた投資信託商品もあるのでチェックしてみましょう。

また、インデックスファンドは長期的に安定して上昇している傾向があるため、投資手法としてドル・コスト平均法がおすすめです。

ドル・コスト平均法

長期投資の際に、定期的に同額づつ購入することで価格変動リスクを抑えることが出来る投資手法。

分散投資がされているのでリスク・リターンがある程度抑えられています。

メリットデメリット
少額から始められる
分散投資や積立によるリスク軽減
手数料が高い

プロに運用してもらいたい人や長期間運用を目指している人におすすめです

会社の活躍を応援できる「株式投資」

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株式投資は王道の資産運用

株式投資は株を購入することにより企業へ出資したことになり、株式を受け取り配当金や議決権などを得られる投資です。

株式は企業の業績などにより株価が決まってくるので、業績が急成長した企業の株を保有していたら大きなリターンを得ることができます。

しかし、判断を見誤ると株価は下落して大損をする可能性も。

また、議決権も獲得できるので株主総会で、株式会社の運営に参加することも可能です。

株式投資は運用先としてどうなの?

株式投資は運用先としておすすめできます。

安定的な大企業でインカムゲインを得たり、ベンチャー企業に投資してキャピタルゲインを得たり、様々な投資手法や運用方法があります。

インカムゲイン

配当金等で定期的に利益を得ること。

キャピタルゲイン

株式・債券等の価格上昇によって得た利益のこと。

経営状況・決算情報等から株式の今後の動きを読み取るのは難しく、勉強が必要になります。

初心者の場合はサービスを利用している企業で、今後も伸びそうだと感じた際に、購入すればいいでしょう。

また、株主優待がある企業であれば割引サービスや商品券などを入手できるのが魅力的です。

メリットデメリット
当てたときのリターンが大きい。
株主優待や配当金を受けられる。
外したときのリスクもある。

企業情報などから投資先を見つけて利益を上げたい人におすすめです

ハイリスク・ハイリターンの取引もできる「FX」

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ギャンブル性が高いFX

FXとは外国為替証拠金取引(Foreign Exchange)と言い証拠金を担保として、為替取引を行います。

特徴としてはレバレッジをかけることにより少額でもハイリスクハイリターンな取引を行うことができます。

例えば4万円を運用した場合に、25倍のレバレッジをかけることで、100万円運用したときと同じ効果を得ることが出来ます。

このままだと良いように思えてきますが、それだけ損失が広がる恐れもあります。

勤務時間が不定期な人でも世界中で取引されているので、深夜問わず24時間取引することが出来るのもメリットの一つ。

FXは運用先としてどうなの?

FXは使い方によってはありです。

というのも、レバレッジを掛けないで運用することで、外貨預金の為替手数料より安く外貨を運用することができ、スワップポイントと呼ばれる利子も受け取れます。

そのため、外貨預金で資産を運用したい場合にはFX口座で運用したほうがお得になるケースが多いです。

レバレッジを掛けて運用するのは、ギャンブル性が高いのであまりおすすめできませんが、運用したい場合は、余剰資金で失っても大丈夫な資金で運用しましょう。

メリットデメリット
少額でもハイリスク・ハイリターンの取引ができる。
外貨預金より為替手数料が安い。
少しの値動きで証拠金すべて失う恐れがある。

ハイリスク・ハイリターンの取引ができます

状況によってはつぎ込んだ資産のほとんどが無くなる場合もあるので余剰資金で運用することをおすすめします

まとめ

7種類の代表的な資産運用を紹介していきました。

  • 使う予定があるお金は普通・定期預金
  • 初心者は投資信託
  • リスクを抑えたい方は債券・外貨預金(FX)
  • サービスを利用して成長すると感じたら株式投資
  • 一発狙いたい人はFX

投資をするにあたって投資の三原則があるので、基本的には三原則に基づいて投資することを心がけましょう。

投資の三原則

  • 長期運用
  • 分散投資
  • 積立投資

しかし、一部の株式投資やFXはギャンブル性が強く、短期間で持っている資産の半分以上がなくなるといったケースもあるので、ロスカットも視野に入れて購入していきましょう。

株式投資と債券投資等を組み合わせてリスクを抑えつつ、無理のない投資でコツコツ資産を増やしていくのがおすすめです。

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