つみたてNISAで全世界株式か米国株式で悩んでいる人へ

つみたてNISAで全世界株式か米国株式で悩んでいる人へ投資信託
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資産運用する人にとっては神のような制度のつみたてNISA。つみたてNISAの制度使えば20年間非課税で運用することが出来ます。

制度をフル活用する場合「20年間、保有し続ける」ことが前提。

私自身も全世界株式と米国株式の投資信託どちらを購入するのか悩んだのでその思いと決断に至った経緯を紹介していきます。参考になれば幸いです。

つみたてNISAをする目的

まず、大事なのがつみたてNISAをする目的です。

つみたてNISAもそうですが、投資をする際に「何のために投資をするのか」という部分が大切になってきます。

大体、つみたてNISAをする場合の目的は、この2つのどちらかだと思います。

つみたてNISAをする目的

  • 老後資金の確保
  • 非課税期間の長さを活かした余剰資金の運用

大体は老後資金の確保でつみたてNISAをやっている人が多いと思いますが、老後資金があるけど非課税期間の長さを活かしてつみたてNISAで投資をしている人もいると思います。

私は、老後資金の確保を目的としてつみたてNISAを行っています。よって「最高を目指す運用」ではなく、「安定して上昇する運用」を心がけていくことを決めています。

非課税期間の長さを活かした余剰資金の運用している人は「最高を目指す運用」を心がけても良いと思います。

まさか、つみたてNISAで投機的な取引をする人はいないよね…?

全世界株式と米国株式派のそれぞれの意見

今回、比較するにあたって全世界株式派と米国株式派の参考になった書籍等を元に意見をまとめていきます。

全世界株式派の参考になった書籍

  • 株式投資の未来~永続する会社が本当の利益をもたらす
  • ウォール街のランダム・ウォーカー<原著第12版>
  • 敗者のゲーム

全米株式派の参考になった書籍・動画

  • インデックス投資は勝者のゲーム
  • 第153回 【資産家には常識?】資産運用するなら必ずおさえておきたい「米国株の魅力7選」【株式投資編】

どちらの意見も非常に参考になり、全世界・全米に限らず、書籍の内容が面白く、タメになったので投資をしている人は1度読むことをお勧めします。

全世界株式派の意見

全世界株式派の意見として参考になったのが「株式投資の未来~永続する会社が本当の利益をもたらす」、「ウォール街のランダム・ウォーカー<原著第12版>」、「敗者のゲーム」の3つの書籍。

それぞれ、投資の世界では有名な人であり、国際分散投資に限らず、面白く参考になりました。

利益のフローの向かう先は、手を伸ばして、この成長機会を掴む企業だ。おなじ資金を投じるなら、世界市場で生かすのが正解だ。本社がどこにあるかは関係ない。

株式投資の未来~永続する会社が本当の利益をもたらす

アメリカの投資家が犯しがちな失敗は、十分な国際分散投資を怠ることだ、というのは、今ではアメリカの経済の世界に占めるシェアは約三分の一にすぎないからだ。

ウォール街のランダム・ウォーカー<原著第12版>

米国のように巨大な経済圏であり、かつ、そこで将来支払うべき負債が多い場合、米国に集中投資することも説明できるだろう。しかし、一定リスクでリターンを最大化、あるいは一定リターン目標の下でリスクを最小限化するためには、最大限の国際分散投資が必要となる。米国投資家にとっては、ポートフォリオの半分を国外へ投資することを意味すると言ってよい。

敗者のゲーム

それぞれの著者の全世界株式を推している引用文を並べてみました。引用文だけでは分からないと思うので、ざっくりと「なぜ全世界株式がいいのか」をまとめてみました。

株式投資の未来~永続する会社が本当の利益をもたらす 国際分散投資について

  • 先進国の時価総額をみると世界の95.1%占めているが人口は13%しかいない
  • 外国株のリターンは長期的に為替変動を相殺することがわかっている
  • コーラ等の有名企業は売り上げの2/3を海外市場で稼いでいる

ウォール街のランダム・ウォーカー<原著第12版> 国際分散投資について

  • 資源価格の高騰により資源国はプラス、資源を持たない先進国はマイナスに働く
  • リスクの高い外国株式を入れても全体のリスクが低下しリターンが高まる
  • 失われた10年(2000年代)では新興国の方が高いリターンを得られた

敗者のゲーム 国際分散投資について

  • 個々の投資家のリスク許容度を反映したポートフォリオを作成ことが肝心
  • 単純なインデックス・ファンドは半分は国外投資を含むはずで、投資先を国内に限定するということは自国が他国より有利というアクティブな判断の結果

「株式投資の未来~永続する会社が本当の利益をもたらす」と「ウォール街のランダム・ウォーカー<原著第12版>」の筆者は国際分散についてかなりの量の情報を書いてくれていて、その上でどちらも全世界株式を推しています。

「敗者のゲーム」の筆者は全世界株式を推すものの、リスク許容度を反映したポートフォリオの作成が肝心と述べていました。

特に参考になった部分は失われた10年(2000年代)では新興国の方が高いリターンを得られたという部分です。

つみたてNISAの20年という運用期間の間に失われた10年が来ることを想像すると恐ろしくて仕方がありません。

米国株式派

米国株式派の意見として参考になったのが「インデックス投資は勝者のゲーム」とリベラルアーツ大学を運営している両学長の意見です。

アメリカ企業の収入と利益の半分はすでにアメリカ以外から得たものではないのか。アメリカのGDP(国内総生産)はほかの先進国のそれと、少なくとも同じように成長しているか、もしくはそれ以上高い成長を示しているのではなかろうか。

インデックス投資は勝者のゲーム

「インデックス投資は勝者のゲーム」の国際分散投資についての中身はこんな感じ。

インデックス投資は勝者のゲーム 国際分散投資について

  • いかなる場合でもアメリカ以外の株式の割合は20%にすべき
  • 1993年以降S&P500指数は年9.4%のリターン、MSCI EAFE指数(除くアメリカ)は年5.1%である
  • アメリカの利益の半分は海外から得ている

この筆者は1993年から「いかなる場合でもアメリカ以外の株式の割合は20%にすべき」と言っており、理由としてアメリカを抜いた世界経済はリターンが低すぎることが挙げられていました。

全世界株式と米国株式だけを比べがちですが、1993年以降、米国株式と全世界株式(除くアメリカ)で4.3%もの開きがあるもの驚きでした。

要するにアメリカ以外の国は足を引っ張っているということになります。

一方、両学長の意見はこんな感じです。

①世界の株式市場の50%以上を占める存在感

②人口増加国で、人口動態が理想的

③世界最大の消費大国

④国をあげて株価を重視する

⑤政治の安定性がある

⑥金融法制が整備されている

⑦イノベーションが生まれやすい

第153回 【資産家には常識?】資産運用するなら必ずおさえておきたい「米国株の魅力7選」【株式投資編】

投資の本は株式市場の時価総額や人口等がよくデータで出されるのですが、「政治の安定性」「金融法制の整備」「イノベーションが生まれやすい」という観点から切り出したのが非常に参考になりました。

そして、両学長は実際に世界30か国以上も回り「米国以上に安心して投資できる投資先はなかった」と語っています。

結論!全世界株式をつみたてNISAで選ぶことにしました

結論として、全世界株式をつみたてNISAで選ぶことにしました。

私はつみたてNISAを初めて2ヶ月間、米国株式(S&P500)で運用していました。運用している最中に「米国はバブル」みたいなニュースに敏感に耳を傾けて気にして生活をしていました。

もちろん、米国株式の長期リターンを見ればバブルで短期的に暴落しても問題ありません。ただ、米国が落ちて中国等の新興国が伸びたときのショックがそれ以上に大きいと考えました。

つみたてNISAの20年という長い期間、人生において非常に長い期間です。その20年間を米国一つに預けるのは敏感な性格の私には少し重いです。

そして、失われた10年がまた来る可能性があり、失われた20年になってやってくるかもしれません。

一方、全世界株式の場合は20年間の間に暴落したとしても「世界経済が縮小したのだからしょうがないよね」と考え、米国株式が素晴らしいパフォーマンスを発揮しても全世界株式を引っ張ってくれるに違いないので安心して保有することが出来ます。

要するに「パフォーマンスは米国株式の方が上だと思うけど、全世界株式の方が安全だよね」っていう考え方です。

以上が私が全世界株式を選択した理由でした。私と同じように全世界株式か米国株式で悩んでいる人に届けばいいと思います。

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